◆日時:平成23年 7月26日(火)13:30〜17:00(研究会) 17:05〜18:30(交流会) ◆場所:大阪科学技術センター 4階 403号室 (研究会) 地下1階 多目的ホール(懇親会) [旧こもれび] ◆研究会テーマ:「実用化はじまる光配線の現状と今後の展開」
【企画趣旨】 LSIチップ間を接続する光配線(光インターコネクション)は20世紀末頃から真剣に議論される ようになった。これは、LSI開発の指針となっていた国際半導体技術ロードマップ(ITRS)において、 多くの側面で将来技術予測が困難(いわゆる赤字表記)になり、回路技術者が真に危機感を持ち 始めたためである。 パラダイムシフトのホープとして光配線の研究開発が各メーカや大きなプロ ジェクトで推進されている。 ハイエンド(スーパーコンピュータやルータ)応用では、技術レベルは 着実に向上し、導入が本格化し始めている。 一方、民生機器応用では、携帯電話がその高機能化・高性能化により携帯端末に変貌を遂げる につれ、高周波化に伴うノイズや発熱の問題が回路設計・熱設計に多くの制約をかけ、もちろん、 軽量化や省スペース化の要求も大きく、それらを実現するための光配線に対する期待は大きな ものとなった。 民生機器用は大きなマーケットが予測されるものの、製造コストや実績不足を含 めた光配線導入の技術ハードルは高く、話題先行の時期が続いてきたが、技術レベルが向上し、 電気コネクタを利用する光配線導入の機運が高まりつつある。 今回の研究会では、実用化が進行しているハイエンド応用の例としてスーパーコンピュータ内 への光配線導入の現状、および民生応用光配線モジュールの開発の様子をご紹介いただき、 少し将来的な話題を含めて今後の展開を議論する。
◆プログラム : ・講演1「スーパーコンピューターを実現する光インターコネクト」 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 光インターコネクト・テクノロジー マネージャー 中川 茂 氏 ・講演2「民生用光通信モジュールの開発」 ローム株式会社 先端化合物半導体研究開発センター 北川 雅之 氏 ・講演3「次世代型システム集積と波長多重光配線への期待」 京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科 電子システム工学部門 教授 裏 升吾 氏
◆申し込み: (1次〆切) ご出欠(研究会・交流会)につきましては、E-mailまたはご案内資料 の出欠票にて、7月18日(月)までに事務局までご連絡ください。
【事務局】(財)大阪科学技術センター 技術振興部 片山、島袋 TEL:06-6443-5322, FAX:06-6443-5319 E−mail:katayama@ostec.or.jp,shima@ostec.or.jp |