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アドバンスト・バッテリー技術研究会 〜関西最大規模の二次電池コミュニティ〜
 アドバンスト・バッテリー技術研究会は1992年に発足した二次電池コミュニティです。
 リチウムイオン電池をはじめとする各種新型二次電池の技術動向に加え、電力貯蔵デバイスや、安全性・寿命評価などの諸課題にも焦点を当てた「講演会・見学会」により、広く知見を蓄えるとともに、会員相互の情報交流や連携を深め、学術・技術の進歩向上に貢献しています。
 研究会には第一線で活躍されている研究者・関係者が参加し、相互研磨の場、企業間、企業と大学・研究機関といった繋がり作りの場としてもご活用いただいております。

 メンバー 会 長:内本喜晴(京都大学 大学院 人間・環境学研究科 人間・環境学専攻 教授)
      幹事長:小林弘典((国研)産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 電池技術研究部門 総括研究主幹)
      会 員:93名(産業界32法人54名、学・官界39名)
 活動概要 年6回研究会を開催(講演会2回、見学会3回、公開シンポジウム1回を予定)
       関心の高いテーマの設定、タイムリーな開催を心掛けています。
       詳細は活動計画書をご確認下さい→2024年度 アドバンスト・バッテリー技術研究会 活動計画書(PDF)
 会  費 協賛金 20万円/年(都度の参加費はいただいておりません。)


講演会開催時には、「お試し参加」を設けております。1社1回に限り、研究会および終了後の講師・会員との交流会に無料でご参加いただけます(1社2名まで)。入会検討の際には、ご活用ください。


     
開催情報
開催情報 : 第208回定例研究会(見学会)
投稿者 : 管理者 投稿日時: 2024.08.22

1.日 時   2024年10月15日(火) 13時00分〜17時20分
       (11時40分 名古屋駅集合、18時30分 名古屋駅解散)

2.場 所   産業技術総合研究所(中部センター)
        愛知県名古屋市守山区桜坂4丁目205番地

3.プログラム
【研究会】
  11:40 名古屋駅集合
  11:50 名古屋駅出発

  12:50 産業技術総合研究所(中部センター)到着
(1)13:00-13:05 会長挨拶
(2)13:05-13:35(QA含む)
講演「産総研中部センターの概要紹介」
      国立研究開発法人産業技術総合研究所 中部センター 所長 松原 一郎 氏
(3)13:35-14:25(QA含む)
講演「マテリアル・プロセスイノベーション(MPI)プラットフォームの概要とプロセス・インフォマティクスの研究事例紹介」
      国立研究開発法人産業技術総合研究所 中部センター 所長 松原 一郎 氏
(4) 14:25-15:15(QA含む)
講演「調整中」
      日本特殊陶業株式会社 ビジネスインプリメンテーション本部 
      ビジネスマネジメント部 獅子原 大介 氏

 ― 休憩(15分) ―

(5)15:30-17:00
見学「MPI装置、中部センター内の展示物」(10名前後/班)
(6)17:00-17:15 総合質疑
(7)17:15-17:20 代表挨拶

  17:30 産業技術総合研究所(中部センター)出発
  18:30 名古屋駅到着、解散


開催実績・お知らせ
設立経緯
 科学技術の進歩によって、私達の暮らしは豊かになったものの、地球に存在する資源・エネルギーが浪費され、また私達を取り巻く環境が損なわれてきました。そのため、環境との調和の下に資源・エネルギーの有効な活用が計られる技術の開発が望まれていました。これを解決するため、第1次石油ショックを機に、昭和49年に太陽エネルギーなどの自然エネルギーや新エネルギーの開発を目的とした、国家プロジェクト「サンシャイン計画」が始まり、さらに、昭和53年にエネルギーの効率利用による地球環境の保全を目的とした省エネルギー技術の開発プロジェクト「ムーンライト計画(大型省エネルギー技術研究開発計画)」が始まりました。この計画の中の分科会には、燃料電池発電技術、新型電池電力貯蔵システム(揚水発電代替)、引き続き、分散型電池電力貯蔵技術(家庭用、自動車用)]などが含まれました。 
 これらの目的には、古くからの鉛蓄電池が用いられていましたが、新型のエネルギー変換・貯蔵用の二次電池として、β-アルミナ固体電解質を用いる高温型のナトリウム・硫黄電池、水溶液電解質中に反応物質を貯蔵する亜鉛・臭素電池、レドックス・フロー電池、大出力が期待できますが、単電池電圧が小さい(1V程度)ニッケル・水素電池などの開発が期待されていましたが、期待通りの成果を得ることは難しい現状でした。一方、電池の負極にリチウムを用いると、単電池電圧3〜4Vが得られ、電解質が少量で、常温作動のエネルギー密度が大きい電池を造ることができました。このような観点から、リチウムを負極に、リチウム塩を溶解したプロピレンカーボネートなどの非水系溶液を電解質に用いる電池の開発が進められ、正極に二酸化マンガン、或いはフッ化黒鉛を用いる世界最初の民生用のリチウム一次電池が昭和45年に我が国で開発され、携帯機器の電源として用いられました。しかし、リチウム負極を充電すると、針状、或いは樹枝状のリチウムが析出するため、二次電池の開発は難しいとされていました。平成3年になって、負極に黒鉛化炭素、正極にコバルト酸リチウムを用いる小型のリチウム(イオン)二次電池が開発され、携帯電話、ノートパソコンなどの電源として用いられるようになりました。
 一方、国家プロジェクトとしてのエネルギー関連の開発研究を効率的に運用する目的で、平成5年より、サンシャイン計画、ムーンライト計画、及び地球環境技術研究開発の体制を一体化した「ニューサンシャイン計画(エネルギー・環境領域総合技術開発推進計画)」が発足しました。この計画では、民間企業独自では行うことが困難な大型のエネルギー関連技術の研究開発を、産業界、国立研究所、大学など各分野の力を結集して進め、省エネルギー関連のプロジェクトの一つとして「分散型電池電力貯蔵技術」が採用されました。本プロジェクトは、「大容量かつ小型で経済性のある高能率未来型電池により、電力需用家において夜間の電力を貯蔵(充電)し、昼間に電力を放出(放電)し、負荷平準化に寄与する分散型電池電力貯蔵技術を開発する」ことを目的とし、具体的には、家庭で電力を貯蔵するための定置型、及び電気自動車へ適用する移動体用の2種類のリチウム電池を開発することとしました。
 電力負荷の平準化による中長期的観点からの省エネルギーによって、地球温暖化対策を果すには、夜間電力の貯蔵システム、電気自動車などに適用するアドバンスト・バッテリー(新型二次電池、特に高性能が期待されるリチウム二次電池)の開発を産業界、国立研究所、大学などの各分野の力を結集して進めねばならない。
 そこで、大阪科学技術センターでは、ニューサンシャイン計画の開始を控え、すでにリチウム(イオン)二次電池が開発された、平成4年(1992年)10月に、「燃料電池部会」がすでに活動しているエネルギー技術対策委員会の中に「アドバンスト・バッテリー技術研究会」を設置しました。
参加申し込み
お問合せ
(一財)大阪科学技術センター
技術振興部
〒550-0004
大阪市西区靱本町1-8-4
TEL : 06-6443-5320
FAX : 06-6443-5319
MAIL :shoji●ostec.or.jp
※●を@に変更して送信ください
担当 : 小路 剛史
     /島袋 豊子
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