大阪府地域結集型共同研究事業
ナノカーボン活用技術の創成
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概要
JST研究成果活用プラザ大阪の「カーボンナノ材料の大量合成プロジェクト」では、「高配向カーボンナノチューブの高速成長」「高配向カーボンナノチューブからのロープ状ナノチューブ」、「カーボンナノコイルの気相大量合成」の3つの大きな成果(世界唯一・最高水準の研究成果)が得られました。

これらの成果は、ナノカーボン材料の実用化に向けて大きな一歩となるものでありますが、高効率合成に特化した合成プロセス開発の中でカーボンナノ材料の細かな形状制御については未達であり、カーボンナノ材料の実用化を実現するためには、用途にあわせた形状制御を実現することが大きな鍵(ブレークスルーポイント)であります。

そのため、本プロジェクトでは、JST研究成果活用プラザ大阪で得られた独創的なカーボンナノ材料(「高配向カーボンナノチューブ」および「カーボンナノコイル」)について、用途にあった形状制御を目指しながら効率の良い大量合成プロセスを開発・検討し、独創的なカーボンナノ材料を供給できる体制を整備するものであります。これらの独創的なカーボンナノ材料が、繊維化技術等を融合させた高機能材料やエネルギー関連デバイスなど次世代技術を創成し、広範囲な産業の進展に大きく貢献するものであります。

本プロジェクトで掲げた用途展開を円滑に行うためには、この独創的なカーボンナノ材料の安定供給が絶対条件であり、テーマ1で目指す大量合成技術「構造欠陥の少ない形状制御された安価な素材の製造技術」は必要不可欠な開発テーマです。また、このような独創的なカーボンナノ材料は本プロジェクトが世界をリードするものであるため、大量供給拠点となるよう整備することは、社会的な使命であります。


≪研究テーマ1/推進体制≫
研究テーマ1/リーダー
  
潘  路軍 (大阪府立大学 大学院工学研究科 助手)
【サブテーマ1−1】
高配向カーボンナノチューブの制御された合成プロセスの開発及び合成装置の開発
【サブテーマ1−2】
カーボンナノコイルの制御された合成プロセスの開発及び合成装置の開発

【事業参画機関名】
大阪府立大学 大学院工学研究科
大陽日酸 株式会社
日新電機 株式会社
日立造船 株式会社
大阪府立産業技術総合研究所


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