大阪府地域結集型共同研究事業「ナノカーボン活用技術の創成」プロジェクトでは、平成17年1月から平成21年12月まで(独)科学技術振興機構の支援を受け、大阪地域が有する世界最先端のナノカーボン製造技術(世界唯一のカーボンナノコイル安定作製技術、世界最高水準の高配向カーボンナノチューブ合成技術等)を活用した大量合成技術開発及びそれを用いた次世代の高機能材料の開発を推進していくことを目的に研究開発を進めてきました。
平成22年1月からフェーズ?Vとして、ナノカーボンの大量合成拠点を形成するとともに、それらを用いた繊維・複合樹脂などの高機能材料や省エネルギー、環境分野での活用など産業化に向けた取り組みを進めてきました。平成25年3月末日を以って本共同研究事業は終了しましたが、早期事業化に向けて、使えるナノカーボン材料としての性能向上と、同技術の普及・マッチング支援等を中心的活動として、より一層の事業化を促進する取り組みを行っています。
|